メンズエステでのトラブル
メンズエステとは、男性向けのエステ、もしくは男性向けのエステティックサロンのことです。故に、メンズエステは、風営法上にいう風俗にはあたりませんが、メンズエステは個室で施術を行うという形態をとることが多いため、セラピストの女性が客の男性から性被害を受けるといったご相談が少なくありません。
そして、当該セラピストが、このことをお店に相談しても、お店は当該顧客をNGにするだけで、実効的な対応をしてくれないということも多く耳にします。また、悪質な場合は、お店が客に連絡する等して示談金を受け取り、これをセラピストに渡さない、あるいは渡すとしても中抜するというようなこともあるようです。
性的サービスの要求や言動が禁止されているメンズエステにおいて、客がセラピストの身体を無理矢理触ったり、あろうことか性行為まで要求する等することは、刑法上の強制わいせつ罪や強制性交罪に当たり得る行為です。また、刑事罰が成立せずとも、民事上の損害賠償責任が生じる可能性は十分にあります。
このような性被害にあわれたセラピストの方は、お店が対応してくれないからといって泣き寝入りせず、是非弁護士に御相談いただければと思います。
示談交渉の流れ
弊所にご来所いただいて、被害の内容を具体的におきき取りします。センシティブな内容を含むご相談が多いですが、弁護士には守秘義務がありますので、安心してお話ください。
おきき取りする主な内容は、被害の内容、被害を裏付ける証拠の有無、加害者の情報です。加害者の情報については、LINEや電話番号等しかわからない場合でも、そこから住所等をたどれる可能性がありますので、まずはご相談ください。また、証拠に関しても、密室での犯罪ですので客観的なものが存在しないことも多くあります。その場合でも、事後に警察を呼んでいるかや加害者が犯行を認めているか等の事情によって請求可能な場合がありますので、是非まずはご相談ください。
おきき取りの結果から、損害賠償請求が可能であると判断出来ましたら、加害者に送る内容証明郵便を作成します。内容証明郵便の案は、大体2、3日営業日で作成します。ご相談者さんによる内容の確認がすみましたら、加害者に対し、損害賠償を求める内容証明郵便を送付します。
- なお、加害者の携帯電話番号からの住所照会等が必要になる場合、当該調査に3週間程度を要します。
内容証明郵便の送付により、加害者から損害賠償金がスムーズに振り込まれれば、それで解決となります。
加害者が損害賠償の支払いに応じなかったり、過度な減額を要求してきて折り合いがつかなければ、民事訴訟を提起する等します。
- 解決までの時間は示談交渉でスムーズにいけば、ご相談から1週間程度で済むこともあります。訴訟にまでなれば年単位でかかることもあります。
- ご相談者のご家族にトラブルを知られたくない等の場合、最大限配慮します。お店に知られたくない等の場合も最大限配慮いたします。
賠償額の相場
賠償額は、事案により様々ですが、数十万円から数百万円になります。暴行脅迫がある場合や性行為が既遂の場合等には、賠償額高くなる傾向にあります。
弁護士費用
初回相談料無料
完全成功報酬制
↓
得られた経済的利益の20%+税
- 裁判等になる場合、請求額に応じて別途実費が生じます。
- 完全成功報酬制ですので、着手金は頂きません。また、万が一、相手から1円も受け取れないような場合には、弁護士費用はかかりません。
解決事例
メンズエステでの強制性交未遂・強制わいせつ
示談交渉により、350万円の慰謝料を受け取ることが出来た事例
メンズエステのセラピストさんをされている女性からのご相談で、準強制性行未遂になるような、悪質な事案でした。同事案では、慰謝料350万円の支払いをもって解決しました。
強制性交既遂
示談交渉により、150万円の慰謝料を受け取ることが出来た事例
刑事事件にまで発展した強制性行既遂の事案でした。最初、被疑者の提示額は50万円でしたが、粘り強くかつスピーディーに主張することにより、150万円まで増額することができました。
強制わいせつ
示談交渉により、350万円の慰謝料を受け取ることが出来た事例
刑事事件にまで発展した強制性行既遂の事案でした。最初、被疑者の提示額は100万円程度でしたが、依頼者は本件をもって転居等を余儀なくされており、それら点を粘り強くかつスピーディに主張することで350万円まで増額することできました。
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